コラム

イライラピークで喧嘩!感情をぶつけて親子関係をこじらせない方法

ウィズコロナの時代。
人とのコミュニケーションをどう取ったらいいか悩みは深まります。

子どもが家に居る時間が長くなると、最初はいいのだけど、そのうちお母さんのイライラも積もってきます。
ある日、何気ないことがきっかけで、積もり積もったイライラが爆発し、子どもに感情的な言葉を投げつけてしまうことも出てきます。

いつもいつも何であの子はこうなの?
ああ、言い過ぎちゃった…。
でも、何でわかってもらえないんだろう。
何でできないんだろう。

振り返ってみれば、いつも喧嘩ばかり。
歩み寄るでもなく、なんとなく問題はうやむやのままいつもの生活に。
なんでこうなっちゃうんだろうと後悔するのだけど。。。

そういう親子、多いのでは?

世の中が不安であれば、せめて家族でいる時は和やかでいたいものですね。

 

「○○をしておいてね」から始まるバトル

例えば、子どもに「洗濯物を畳んでおいてね」と頼んだとします。
「勉強しなさい」でもいいです。

子どもがすぐに行動してくれれば、親は満足し、機嫌を損ねることはないでしょう。
でもグズグズしてすぐにやってくれないと?

貴女のご家庭ならどうか想像してみてください。

「やってって言ったのに、もう!何やってんの!」と怒り出すパターンで見ていきましょう。

子どもには子どもの事情があって、今やる気にならないとか、しんどいとか、他にやりたいことがあるとかで、言われたことをすぐに取り掛かれないことがあります。
子どもなりにやらなきゃいけないのはわかっているけど手をつけられていない時、あるいは、ちょうどやろうと思っている時に親から「もう!何やってんの!」と言われるとつい「いつも手伝ってるじゃない!」「私だって頑張ってるのに」と反発してくることはよくあると思います。

反発されると親はヒートアップして言い返す、そして、お互いに感情が噴出し、言い合いになり険悪な状態になっていきます。

こういう展開に覚えはありませんか。
私は、あるあるです。

 

親の「もう!何やってんの!」

この言葉の裏には、実は、子どもを思い通り動かしたい欲求や自分を認めて欲しい欲求が隠れています。
「もう!何やってんの!」の続きは「早くやりなさいよ!」じゃないですか。
これって、親の言う通りに動くように仕向けるコミュニケーションです。

怒るということは、子どもにとってすごい圧力になります。
子どもは親の怒っている顔、悲しんでいる顔、つらいそうな顔を見るのが嫌な存在だからです。
それを見たくないがために自分を二の次にし、親の顔色を見て親の意に沿うように育ちます。
そうやって安心や満足を得ようとします。

親は無意識で、怒る態度を見せることで子どもをコントロールしようとします。
ほとんどの親はそうやって子どもをコントロールしています。

というと、自分はなんてひどい親だと自己嫌悪に陥ってしまいそうですが、親は無意識でやっていることなので自分を責めないように。
そもそも、親もそうやって育ってきたからです。
育ってきたから育ててしまうのは当たり前なのです。
親から子へ負の連鎖ですね。。。

 

子どもの「私だって頑張ってるのに!」

一方、子どもの方の「私だって頑張っているのに」の続きには「私のことを全然わかってくれないじゃん!」があります。
親の顔色を見て育ってきた子どもは、親に認められることで自分の存在価値を得ようとします。
だから常に親に褒めてもらいたい、認めてもらいたいと思っています。
でもね、人間って誰かに存在価値を認めてもらっても、自分自身が本当にそう思えないと心はいつまでも満たされないものなのです。

この気持ちは子どもだった頃の自分を思い出してみると思い当たる節があるのではないでしょうか。

 

感情が絡むとややこしくなる

本当は子どもと良好な関係を築きたいですよね。
けれど、上手くいかないのは、親と子の欲求にズレがあって、そこに感情が絡んでくるからだと考えます。

親は子どもが思い通りになることを期待し、子どもは親に認められることを期待しています。
どちらも思い通りにならない、つまり、どちらも満たされないから折り合えず、負の感情が噴出してきます。

感情が絡んでくると、冷静に話ができなくなるし、何よりも相手を理解しようという立ち位置に立つことができなくなります。
感情がドバドバ出ている状態では、自分の事しか考えられなくなります。

まさに、ザ・喧嘩。
私はその状態を「感情の殴り合い」といっています。

では、感情の殴り合いをしないためにはどうしたらよいでしょうか。

 

感情の殴り合いをやめる方法

一番のお勧めは感情カウンセリングトレーニングコースで感情を客観的に扱う術を身につけることです。
セルフヒーリングといってよい実践的な技術ですが、対面でなければお伝えできない内容です。

ちょっと残念ですか。

でも、大丈夫。
トレーニングコース以外にも自分でできることはあります。
感情的になった時にできる方法をあげていきましょう。

①深呼吸をして間を空ける

人は感情的になると、感情に突き動かされるままに、相手に打撃を与えるような言葉を発してしまいます。
相手の言葉の上にかぶせるように次の言葉を乗せていきます。
とっさに罵詈雑言が出てくることもあります。

要するに、そこに冷静な判断はなく、自制できない状況になります。

なので、ヒートアップしそうになったら、わざと深呼吸して間を空けるのがお勧めです。
できれば、次の一言の声のトーンを下げてみましょう。

深呼吸はリセットの役割があります。
深呼吸を入れることで、自分の内面もその場の空気感も変えるきっかけを作りましょう。

 

②一旦、その場を立ち去る

深呼吸で間を空けたけれど、またヒートアップしてきたら感情に巻き込まれ出した証拠です。
このままだと、再び感情の殴り合いになります。

その時は、その場を一旦離れましょう。
自分から土俵を降ります。

自分から降りたら子どもに負けた気がして嫌かもしれません。
勝っても嬉しくないと思いますよ。
本当に仲の良い、心地よい親子関係は勝ち負けではないでしょ?

 

③自分の感情を感じる

一旦、その場を離れたら、さっきの喧嘩でどんな感情が出てきたのか思い出してください。
怒り、悲しみ、寂しさ、悔しさでしょうか。

出てきた感情をじっと感じてみてください。
ただ、感じるだけ。

ジャッジはしません。
感情に良し悪しはないと思ってくださいね。

もしかしたら、体感覚を感じるかもしれません。
体感覚があるなら、その体感覚をただ感じてみましょう。

 

④子どもの事情を思いやる

③を終えると、冷静さが増します。
人によってはすっきり感を覚えるかもしれません。

そうなったら、今度は、相手(子ども)の事情に思いを馳せましょう。
子どもを理解しようとする気持ちが大切です。

 

④落ち着いてからコミュニケーションを取る

ここまできてようやく子どもと冷静に話ができます。

自分が怒った理由もわかりますね。
子どもの事情も、おそらくこうだろうと理解していますね。

自分の感情への理解、子どもの感情への理解は、それぞれの存在を認めることです。
また、自分のとっては自己理解が深まるので自己肯定感があがります。

親子といえど、人と人。
一人の人間を相手に話ができるようになります。

自分の気持ちを素直に話してみましょう。

母さん、疲れたからイライラしてつい。。。ごめんね。
自分をオープンにすればするほど、子どもも素直になってくれますよ。

 

まとめ

感情があるのは人間的ですが、過度になるとやっかいな代物です。
親子は心理的距離が近い分、感情が噴出しやすく、また、すぐにこじれてしまいます。
こじれて気まずい思いをしたくないですよね。
感情を適切に扱うためには感情カウンセリングトレーニングコースがお勧めですが、その他にも、誰にでもできる方法があるのでぜひ活用してみてください。

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