アラフィフ

アラフィフからはひとり旅に出てみませんか。おひとり様、ぼっちは恥ずかしくも、寂しくも、悲しくもない。

寒い冬が終わったら春。
暖かくなりお花も咲き始めると、どこかへ出かけたくなりませんか。
この季節になるとキャンディーズの「春一番」が頭の中に流れます。
アラフィフ世代にはお馴染みの唄ですね。
「春一番」の歌詞では、誰かを誘ってみませんか?なのですが、誰かを誘うより、思い切って一人旅に出てみませんか。
朝東風からの提案です。

ひとり旅に出た経験のある人は?

ネットでひとり旅に関する記事を検索してみると、仕事以外でひとり旅に出かけたことのある人が全体の6割を占めるというものがありました。
男女比はほぼ半々で、50代がひとり旅の中心世代となっています。
アラフィフ女子がひとり旅に出るのは、特別な事ではないようですよ。

ひとり旅に出る理由

ひとり旅に出ている人はこう考えています。

思い立ったら直ぐに出かけられる

誰かと一緒に行く旅行は、まず誰と行くか相手を探さないといけません。
そして、いつ行くか、どこへ行くか、予算、旅程などを相手の意見を聞きながら調整しないといけません。
思い立ったが吉日にできるのがひとり旅です。

誰にも気を遣わずにマイペースでいられる

家族や友人にいつも何か気遣いをしてしまう人。
そういう人は、旅行に出てもついやってしまいます。
こちらを食べたいのに遠慮して食べたいと言えず同行者と同じメニューを注文したり、もっと景色を楽しみたいのに同行者に合わせてその場を立ち去ってしまったり。
おひとり様は同行者に気遣いをする必要がありません。

ゆったり過ごし、リフレッシュできる

誰かに気遣いをする必要がない自由さは、日常では得難いものです。
仕事も家事も何もしなくても問題なし!
食事、お風呂、寝床が用意されているのです。
宿によってはアメニティが豊富で荷物も少なくできます。
この非日常性が心の余裕を生み、疲れた心身を癒しリフレッシュに役立ちます。

普段なら恥ずかしくてできないチャレンジもできる

誰も知る人がいない環境では、普段よりも大胆になれます。
いつもとは違う自分を出して、心から楽しめます。
時には普段話せない胸の内を吐露できることも。

自分へのごほうび

日ごろ、職場や家庭で休まることがないなら、ひとり旅こそ自分へのご褒美。
美味しいもの、温泉、素晴らしい景色、美術工芸品の鑑賞、アクティビティ、スパでボディケア。
好きな場所で、好きなように過ごす。
それを楽しんでも罰は当たりません。

自分と向き合う時間

旅という非日常の中では、自分自身と向き合うことがあるでしょう。
ふと、幼い頃を思い出したり、今ある何気ない幸せを感じたり。
日常に追われて整理されていなかった心の整理ができます。
非日常であるからこそ得られるものがあり、感性が磨かれ、豊かさを受け取る器が大きくなります。
旅を通して、自分の本音に気づき、新しい自分を見つけることもあります。
人生の岐路に立っているなら、ひとり旅はお勧めです。

 

実例:ぶっ飛んだ60代からのひとり旅

私の姑は昭和4年生まれ。
60歳を過ぎた頃のこと、子ども3人も結婚し孫も生まれて、これから自由にという時に、夫(私にとっては舅)が倒れて要介護になりました。
今まで苦労を重ねてきたのに、さらにという状態。
そのような状態でしたが、やりくりをして、ひとり旅に出かけるようになりました。
行くことで、リフレッシュして活力をいただいてくるのです。

ご縁のある団体の旅行や旅行会社のツアーに1人で参加して、どこまで行ったでしょうか。
日本国内はもちろん、海外はヨーロッパ、中国、インド、ペルー、ブータン、ロシア、カナダ、アメリカ、東南アジア…。
70代ではカナダのイエローナイフへオーロラを見に行きました。

帰宅するとアルバムを作り、見聞きしたメモを添えて見せてくれます。
ひとりで大丈夫かと聞くと「おひとり様は多いし、旅行の間はすぐにお友達になるよ」と気にもしていない様子。
そして、私たちには「気楽にさせてもらえてありがたい」と言っています。
いえいえ、嫁としても介護の心配もなくありがたい限りです。

89歳になる今年は、すでにブルネイへ行きましたし、今夏はモンゴルのゲルに泊まりたいそうです。
始めの第一歩は勇気が要ったと思いますが、自分を制約するものを手放したらここまでぶっ飛べるのでしょうね。

ひとり旅に出られない理由

ひとり旅に出たことがない人にとっては、始めの一歩がなかなか踏み出せないものです。
それはそうですよね。
今まで家族のために頑張ってきた人ほど、家を留守にすることに勇気が要ります。
気になることが山のようにあることでしょう。
シングルの人なら「おひとりですか」と聞かれるのが嫌なこともあるでしょう。

ひとり旅に出られない理由をあげてみます。

あれこれ気になる

  • ひとりで不安
  • 家のことが心配
  • ひとりは楽しくない
  • ひとりは割高になる
  • ひとりで泊まれる宿が見つからない
  • 海外は言葉や治安が不安
  • 忙しくて休みが取れない
  • ひとりだと寂しい、恥ずかしい
  • 綺麗ね、美味しいね、すごいねといった感動を共有できない

背景にある体験や思い込み

そもそも人は一人では生きていけない生き物で、ひとりで居ることに不安を感じます。
それ以外にも、今までの人生のどこかで、ひとりぼっちのネガティブな経験をしたことが影響して、ひとりでいる不安を生み出します。

人が生まれて初めて経験する不安は、生まれてすぐにお母さんから引き離された場合です。
アラフィフ世代の出生は、産科病院で西洋医学の分娩で生まれてきている場合が多いと思います。
安心安全な母体から外の世界へ出てきたら、母親と引き離され新生児室に連れて行かれたとしたら…、記憶にはなくても心の傷として残っています。
根源的な不安です。

成長過程でひとりぼっちになって辛かったり、悲しかったり、寂しかったりした経験はあるかと思います。
私は幼い頃、お昼寝をしている間に母親が買い物に行ってしまい、目が覚めた時に居ないことに気づき、怖くて悲しくて泣いた記憶があります。
子どもの頃、ひとりで遠くへ出かけて親から厳しく叱られたような体験も自分を制限している場合があります。
このような場合の他にも、お友達との間での仲間外れ、いじめなどを経験するとひとりが怖いものになります。

日本の社会は皆と一緒に行動できるのは協調性があって良いことだという思い込みがあり、ひとり独特というのは受け入れられにくい社会です。
そのような中では、おひとりさま、ひとりぼっちは恥ずかしいし、避けるものでした。
学校で「ひとりぼっちにならないよう、みんなで声を掛けましょうね」なんて言われませんでしたか。
ここからひとりはいけないという思い込みも生まれます。

以上のようなことから、心理的な抵抗が生まれていることが考えられます。

でも!
ひとりがいけない、寂しいもの、悲しいもの、恥ずかしいものというのは、自分で作り上げた思い込みです。

最近では、おひとりさま、ひとりぼっちは若い人にも多く見られ、大学の食堂ではぼっち席が設けられ、利用する学生さんも多くいるそうです。
彼らにとっては、全くおかしなことではありません。

もし、ひとり旅に出るハードルが高いなら、初めてのお店にひとりで行ってみる、習い事を始めるといったことから始めてみるのはいかがでしょうか。
私のところに相談にみえた方で、ひとりで出かけられないという方がいらしゃいました。
じゃあ何とか行けそうなところは?という訳で、ハンバーガーショップに入るところから始めました。
そう、小さなアクションから始めましょう。

おひとりさま限定ツアーの特徴

ひとり旅を躊躇する人には、その不安を払しょくしてくれる各旅行会社のおひとり様限定ツアーがあるのでお勧めです。
おひとり様限定ツアーにはさらに女性限定のものもあります。
添乗員さんもおひとりさまのことを心得ているので目配せよろしく、安心感アップです。

  • 全員がおひとり様なので疎外感がない
  • この旅行限りの関係なので、プライベートな話でも大丈夫(旅の恥はかき捨て)。
  • 食事はツアー全体でいただき個食がない
  • 添乗員が同行する
  • 宿は1名1室
  • バスは1名2席
  • プラス女性限定ならさらに安心感がある

最後に

アラフィフになると、体力気力が20代30代とは違います。
まだできると思っていても、実際には無理なことが身にしみてくる世代です。
先延ばしにするほど、体力気力は衰えてできなくなってきます。
やってみるなら今。
不安があるなら具体的に対処法を考えてみましょう。
いいアイデアはあるはずです。
手助けしてくれる人が現れるかもしれません。

思い切ってひとり旅に出てみると、案外ひとり旅はいいものだと思えますよ、きっと。
誰だって、ひとりでも、ひとりでなくても人生を楽しめる達人になれます。
少しの勇気を持って、出かけませんか。

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